コルドゥアン灯台

Cordouan's Lighthouse

キャップ・ロワイヤルの名はヨーロッパで最古のコルドゥアン灯台に由来しています。

歴史の染み込んだ灯台

古代よりジロンド川の河口は不吉な風聞で有名でした。この辺りは危険度が高く、海の墓地と呼ばれる程でした。しかしながら、かなり昔から隠修士たちが船乗りたちのために火を灯し、コルドゥアン小島の船員の魂の無事を祈っていたと言い伝えられています。歴史文書に登場する以前から幾多の建造物が現在の海上のコルドゥアン灯台と同じ場所に建てられたようです。

イギリス人のタワー

1360年頃イギリス人のためのタワーとも呼ばれた灯台が再建されました。ギュイエンヌ地方を占拠していたイギリス軍の総帥であった黒太子(ウェールズのエドワード皇太子の通称)はジロンド河口を安全化するよう命じました。コルドゥアンの最初の灯台が出現したのです。 高さ16メートルの多角形の塔でプラットフォームが張り出し、隠修士が夜、薪で火を灯す役を担っていました。何世紀も経ち最初の灯台は進展し現在の形になりました。

海のヴェルサイユ

1862年にパリのノートルダム大聖堂と同時期に歴史的建造物に分類され、また 2021年にユネスコ世界遺産に登録されました。 その雄大な建築様式で、コルドゥアン灯台は海のヴェルサイユと讃えられる世界唯一の灯台です 《灯台の王様》、《王様の灯台》とも名付けられていました 。

歴史的ネゴシアン

コンパニー・メドケーヌ・デ・グランクリュ

コンパニー・メドケーヌ・デ・グランクリュ社は、35年足らずで、フランスは元より海外でもボルドーワイン取引で無くてはならぬ存在になりました。私達は 企業というよりもまず毎日皆様の声を聞き、高品質のワインを確実に提供する事に全ての力を注いでいるチームです。コンパニー・メドケーヌ・デ・グランクリュ社は100%AXA・ミレジム社の子会社です。AXAグループのワイン部門はヨーロッパでも最も素晴らしいブドウ畑に多数のシャトーを所有しています。

ジャン=ルネ・マティニョン

約束

Jean René Matignon

人物

アンジュー地方出身のジャン=ルネ・マティニョンはブドウ栽培関係の環境で成長した。曽祖父は樽職人だった。一流ワインへの関心は1983年にソムリエ世界チャンピオンに輝いた義兄のジャン=リュック・プトーの手ほどきの影響だ。ワイン醸造及び営業関係の勉強後、1982年にカナダに渡り、ブリティッシュ・コロンビア州にあるワイナリーでの1年間の実習で、英語のスキルを身につける。

情熱家

1983年にフランスに帰国後、アンジェ農業会議所に入所し、ワイン醸造者組合のワイン醸造の新技術開発を担当する。この仕事を通し数々の実験作業を開拓する近隣の研究チームと接触する機会を得、イノベーションへの意欲が培われる。

完璧主義者

1985年にシャトー・ピション・バロンのセラーマスターとなり、ブドウ栽培の責任者になる。1987年よりポイヤック地区のこのグランクリュ格付けシャトーのテクニカルディレクターとなり、数多くの改革作業を行った。まずブドウ畑では幾多の排水作業を行い、植え付けに着手した。ワイン醸造及び熟成のための新しい設備を設置する。そしてクリスティアン・シーリーの刺激を受け、環境保護に適合したブドウ栽培を基盤にして、厳密で画期的な選別に関する戦略を打ち立てる。 彼のチームと共に一流ワインの製造に全ての努力とノウハウを注ぎ込む。

分かち合いの精神

2013年にコンパニー・メドケーヌ・デ・グランクリュ社と共にユニークなブランド《キャップ・ロワイヤル》の創作を援助するプロジェクトに着手する。ジャン=ルネ・マティニョンは全ての人に喜びをもたらす良質のボルドーワインを提供すると言う唯一の目標に向かい追求を始める。

A Promise

《キャップ・ロワイヤルは新しい哲学です。最高の質を選び抜き、世界のワイン愛好家に評価される喜びのワインを創作するという私にとっての新しいチャレンジです》